初期資本比の正規化とは、損益やドローダウンを口座通貨の金額のままではなく、 各ソース(実運用の口座・バックテスト)自身の初期資本で割って「初期資本に対する比率(%)」に そろえることです。10万円の口座の1万円と、1,000万円のバックテストの10万円は、金額では 10倍違いますが、比率では10%と1%で前者のほうが大きな動きです。
資金規模が違えば、同じロジックでもロットが違い、損益もドローダウンも金額が変わります。 100万円のバックテストの最大ドローダウン 20万円と、10万円の実口座の最大ドローダウン 3万円を同じ図に描くと、 実口座のほうが浅く見えますが、比率では20%と30%で実口座のほうが深く沈んでいます。 スケールの違うものを1つの図に重ねると、誤読を招きます。
バックテストはレポートに記載された初期証拠金で割ります。実運用の口座は、①EAに設定した 初期残高があればそれを使い、②無ければ口座スナップショットの最も古い残高から、それ以前の 確定損益と記録済みの入出金を差し引いて取引履歴の始点の資本を逆算します(入出金の記録が 無ければ、観測を始めた時点の資本になります)。③逆算もできない場合は、初期残高の手入力が 必要です。資産曲線は初期資本に確定損益を足し上げて作るため、途中の入金が見かけの回復に、 出金が見かけの損失になることはありません。比率は初期資本に対する単純な合算で、複利換算は しません。
期待バンドとの突合、箱ひげ図、ドローダウン推移、IS/OOS分割表など比較系の表示は、 すべて初期資本比(%)で描きます。口座通貨建ての値を出す場合は単位を画面に明示し、 1つの図に%と金額を混ぜることはしません。混ぜるくらいなら表示しない、が方針です。 例外は検証タブの同期間バックテストの重ね合わせで、実運用と口座条件をそろえて回した バックテストを口座通貨の生値のまま日付軸に重ねます(その前提を図の副題に明示します)。 月次の表では、同期間バックテストもそのレポートの初期証拠金で割ります。詳しくは ライブ × バックテスト比較と 確定ベースの指標をご覧ください。
分母が違えば比率も変わります。バックテストの初期証拠金と実口座の資金規模が大きく 違うと、ロット計算の前提も違うため、比率にしても完全にはそろわないことがあります。 資産に比例してロットを増やすEAでは、分母が初期資本のままなので後半の比率が膨らみます。 表示される内容は過去データにもとづく統計的な情報提供であり、投資助言ではありません。
EAに設定した初期残高があればそれを優先します。無ければ、口座スナップショットの最も古い残高からそれ以前の確定損益と記録済みの入出金を差し引いて、取引履歴の始点の資本を逆算します。逆算もできない場合は、初期残高の手入力が必要です。
資産曲線は初期資本に確定損益を足し上げて作るため、入出金そのものは曲線に乗りません。入出金が初期残高の推定に影響する場合は、記録があれば相殺されます。
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最終更新: 2026-09-11