RR(リスクリワード比)とは、平均利益 ÷ 平均損失の絶対値で表される 指標です。勝ちの平均が +3,000円、負けの平均が −1,500円なら RR は 2.0 になります。 「1回の負けに対して、1回の勝ちが何倍か」を表します。
RRと勝率は、どちらか一方だけでは損益の向きが決まりません。損益が均衡する勝率は 1 ÷ (1 + RR) で求められます。RR が 1.0(利益と損失が同額)なら 損益分岐は勝率50%、RR が 2.0 なら約33.3%、RR が 0.5 なら約66.7%です。 つまり RR が高いEAは低い勝率でも成立し、RR が低いEAは高い勝率を維持しないと 合計が負けに転じます。
この関係を知っていると、「勝率が高いから良いEA」という読み方が成り立たないことが 分かります。勝率90%でも RR が 0.1 なら、損益分岐の勝率は約90.9%なので合計は負けです。
RRは確定ベースで計算し、EA詳細のトレードタブにKPIとして表示します(同じ値は サマリータブに「ペイオフ比」としても出ます)。あわせて損益分布のヒストグラム、 保有時間の分布、セッション別の内訳も並べているため、「どの条件のときにRRが 崩れているか」まで分解できます。詳しくは トレード分析をご覧ください。
平均は外れ値に弱い指標です。1回の大勝ちがあると平均利益は跳ね上がり、 RRだけが良く見えます。中央値や分布の形もあわせて確かめてください。 また、損切りを置かずに含み損を抱え続ける運用は、確定した負けの平均を 小さく見せるため RR を実態より良く表示させます。表示される内容は過去データにもとづく統計的な情報提供であり、投資助言では ありません。
1 ÷ (1 + RR) です。RR が 2.0 なら約33.3%、1.0 なら50%、0.5 なら約66.7% が分岐点になります。
RRは1取引あたりの平均の比、PFは合計の比です。両者は PF = RR × 勝率 ÷(1 − 勝率) の関係で結ばれます。RR 2.0・勝率40%なら PF は 2.0 × 0.4 ÷ 0.6 = 約1.33 です。
PF(プロフィットファクター)とは、総利益を総損失の絶対値で割った値です。計算式・読み方と、単独で見てはいけない理由を解説します。
期待値とは、1取引あたりに平均していくら増減するかを表す値です。計算式と、勝率やRRとの関係、取引数との関わりを解説します。
MFEは建玉中に到達した最大の含み益、MAEは最大の含み損です。利食いと損切りの置き方の改善余地をどう読むかを解説します。
最終更新: 2026-09-08